DIGIMON HISTORY 1999-2006 All The Best
デジモンアドベンチャーからセイバーズまでのOPやED、挿入歌がそろっています。
デジモンのCDがほしいけれど多すぎてよくわからないという人にはこれがおすすめ。これを聞けば聞きたかった曲が見つかるはずです。
デジモンの勢いが下がっている中このようなアルバムが出ることは個人的にも大変うれしいです。
あとはクロスウォーズも含めたベスト盤がでれば……いやよしましょうか。
慟哭―小説・林郁夫裁判
「オウムと私」(林郁夫著)も読みましたが、この本は、実に人間としての、「林郁夫」に迫っていると思います。
つかまってからの、心理的葛藤。そして、すべてを打ち明けた後、ただうろたえる被告人。ここには「本当に世界を救いたい」と思った人間の末路が見えます。
もしかしたら、林郁夫は、自分の苦悩をすべて打ち明けることで、逆にイエスキリストが感じたような、「受難」を受け入れているのだろうか?
もしそうだったら、彼の告白は「自己の魂の救済」に他ならないような気がしながら、この本を一気に読みました。
すべてを捨てて、オウムに入り、すべてを捨てて、社会的征伐を受けること自体に、彼はどのように感じているのでしょうか?
もしかしたら、最高の「法悦」に浸っているのではないかと、思わず下種の勘繰りをしてしまいました。
Believer
放送中のデジモンセイバーズ挿入歌。
デジモンの挿入歌らしい独特な音調。
歌に入るまでがアニメの都合上か少々長目。
カラオケバージョンを含む二曲しか収録されてません。
正確に言えば歌っているのは一曲です。
他に一曲ぐらい、入れると云う案は無かったのか気になりますが…(笑)
その分安い為、気軽に買えると思います。
私は中古の値段で新品買ったと思って買う気です。
が…全シリーズのCD事情からいつか出るだろう、アルバムを買ったら入ってる事間違い無いので、そこは悩み所…。
オウムと私
筆者は,麻原が解脱者であると信じてしまうと,それに反するような証拠があっても,「深い考えがあるのだろう」と疑問を封印してしまって,芽生えかけた疑問を直視しようとしない。確かに,いわゆるマインド・コントロールの結果,最終的にはこのような心境に至ってしまうのだろう。
しかし,林は,もともと,≪自分の力では解決できず,またとらえどころのない問題も含めて,世の中のすべてを包括的にかつ総合的に説明できて解決に導くような法則≫を発見し,人々に説くことを「人生のテーマ」と考えていた人間だった。そんな,あるのかないのか分からない宗教的テーマを追求して,宗教書を読み漁り,阿含宗などを訪れた末,オウムに至っている。そして,林は,自己の悪行を悔いている現在でも,このような「人生のテーマ」自体を疑っている気配がない(だから,「バルドーの悟りのイニシエーション」それ自体は純粋な修行上の手段であるなどと考えている)。
問題は,上記のような法則が間違いなく存在し,ある方法によりそれを探すことができる(=それを知っている者が必ずいる)という考え自体にあるのではないか。こういう考え方自体を疑ってかからない限り,第二・第三のオウムはなくならないのではないか。
林は,主観的には誠実・まじめに自分の悪行を直視し,その原因を追究しようとしているだけに,何とも痛々しい感じがした。