三菱重工の正体―国策防衛企業
最近この会社に興味があったので読んでみた。
要するにミサイルと戦闘機とミサイル迎撃システム(BMD)で重工が汚い商売をしている、という指摘をしている一冊。しかし、重工の軍事関連売上は全体のせいぜい15%(5000億円)だし、ロッキード、グラマン、ボーイング、レイセオンと比べたら全然たいしたことないでしょう。ロッキードは売り上げの80%以上(3兆5000億円!!)が軍事関係である。15%が会社の利益の80%だっていうんだったら問題だけど。(ちなみにこれはデータが公開されていないので分からない。もしかしたら本当にそうなのかもしれないが、そしたらそっちをすっぱ抜いてくれた方が読者としては断然おもしろく読める。)
軍需産業のあり方というのはいろいろ問題視されるけど、これは企業側ではなく政治の側にむしろ問題があると思う。企業は自社の利益を追求して新しいシステムを売り込むのは当然である。「国家とともにある」なんていう三菱重工も気持ち悪いが、企業となれあって国益を考えない政治が悪い。重工ももちろん不透明なプロモーションをしているのだとは思う。ただ、贈賄も問題だが、収賄の方が罪は重い。
ということで、ややピント外れだと感じたが、日本にもこういう産業があるんだということが分かる一冊。
三菱重工 スチームファン蒸発式加湿器 SHE35ED-K 漆黒
見た目とブランドで衝動買いした。毎年、結露がひどいので、毎年、新機種にチャレンジしている。今年は気化式にするつもりだったが、三菱重工の加湿器?とビーバーエアコン好きとしては、見逃せないと購入。
蒸気量、湿度ともに良くコントロールされていると感じた。
エアコン入れるとみるみる湿度がさがり、ぐんぐん加湿するが、いい感じで蒸気が落ち着く。
まだ、暖房全開ではないので、実力発揮はこれからだが、今のところは満足。
★マイナスはデザイン重視の割に、ど真ん中に意味不明な英語が書かれてること。かなり醜悪。正直、この点だけ迷ったが、まあ、そこが重工らしいと諦めたけど。あとは、真冬の活躍に期待!
三菱航空エンジン史―大正六年より終戦まで 1915‐1945
良く比較される「中島飛行機エンジン史」と比較すると、直接設計に関わった人間が書いていないので、技術的な話が少なく、また分量的にも値段の割には少ないかなという感覚をもってしまうので、満足度という面では今一つだが、その分平易で読みやすく、また三菱が航空エンジンを手掛け始めた草創期から終戦までを時系列に沿って書かれているので、通史として読むには分かりやすい。また、それぞれのエンジンの開発経緯、特徴、生産、配備までを簡潔に記述されているから、大戦中の航空エンジン史に興味のある初心者にはもってこいの内容だと思う。ほとんどすべてのエンジンの要目表もあるし、内容もメーカーから提供されたものだから正確で詳細。それ以上に注目すべき部分は、巻末に記載された年度ごとの各エンジンの受注高で、三菱が昭和7年以降に生産した全てのエンジンの出荷台数と値段が記載されていて非常に資料的価値は高い。個人的には三菱が水冷エンジンを諦めたところから空冷エンジンを開発の主軸に置くくだりがよく理解できたので読んで良かったと思う。
社歌
今ではいずれ劣らぬ大企業も、始まりは、元気な若者達の小さな集まりだったに違いない。まず、安い事務所を借り、ロゴを決め、お揃いの作業着を作り、希望に燃えて仕事に熱中しただろう。 その間に、挫折し消えていった者も星の数ほどいたに違いない。が、やがてようやく行く手が見え、いよいよ世間に乗り出そうという時、さらにメンバーがひとつになろうと、”社歌”を作った。 その歴史を思うと、美しいうた、勇ましい歌、社員のものだけにしておくのはもったいない!
三菱重工 加湿器ナノモイスト方式 SHH55DD-S トゥインクルシルバー
去年購入した加湿器は掃除が毎回大変でしたが、
こちらの商品は掃除が楽で加湿も十分です。
少し大きいですが良い買い物をしたと思います。