リバティーンズ宣言
激情。熱情。非情・・・・すべての「情」が入っている音。
そしてその世界。
もう一度「PeteとCarlの共演」を感じたい。
「昭和」で言うならば・・・擦り切れるぐらいに聴いても飽きない作品です!
What a Waster/I Get Along
商業主義のブリット・ポップが終わってみれば、こんどは内省・鬱ギターサウンドを鳴らす墓場バンドで溢れ返り、生命力のあるロックはもっぱらアメリカのインディから外注……。
かなり情けない状況が続いてしまっているUK・デフレ・ロック・シーンであるが、そこへいきなり強靭なパンク精神を備えた疾走ロックバンドが現れた。聴いてまず思い浮かぶは、クラッシュ。でも音そのものは今の音。この不機嫌な、それでいて前倒しの迫力はどうだろう。今度こそ、今度こそ、UKにロックを呼び戻す凄ダマの登場だ。
リバティーンズ マガジン No.1
これだけ電子書籍が騒がれている中、どうどうから紙媒体での創刊。そして、創刊号の特集が今話題のtwitter。いや恐れ入った。
"Twitter界のアイドル夢の共演”としてハマコーとガチャピンに13個づつ同じ質問してるのも面白いし、世界を変えた100のつぶやきも面白かった。ちなみに、この本にはTwitter社公認Twitterステッカーがついているが、同じものが津田大介氏のノートPCに貼られている。
I WAS JAPANESE KINKS
THE BOHEMIANSが現在売れていないのはみんながまだ知らないからというだけであって、
聴いたらきっとみんな好きになるとわたしは勝手に思っています。
どんな感じの曲かというと、
The Libertinesの名前がよくあがるし、本人もパクったと言っているようですが、
わたしが思うにほとんど全曲がMANDO DIAOの“THE BAND”みたいって感じです。
似てるという意味ではなく疾走感とかキラキラ感が。
1番最初に気に入った“軍団”という曲はかなりTHE HORRORSです。
歌詞にはあまり興味がないのですが、このバンドの歌詞はとても気になります。
歌詞をここに書いていいのかわからないのでやめておきますが、
特に“ダーティーリバティーベイビープリーズ”“She Said Yeah! Yeah! Yeah!”“Beat! Beat! Beat!”あたりの歌詞がお気に入りです。
ギターソロもすっごいいいです!
ついつい鼻歌歌ってしまうのですが、気付けばギターソロもしっかり歌ってるという。
ちなみに“Beat! Beat! Beat!”のベースソロもかなりかっこいいです。
あとはやっぱりライブがかなりかっこいいので(見た目も含め)、
このCDを買って気に入った人も気に入らなかった人もCD買わなかった人も
1回ライブに行ってみてもらいたい!
ラストの“ロックンロール”という曲の本当のかっこ良さは
CDでは半分も伝わってません!
Up the Bracket [12 inch Analog]
2002年に発表された、《ザ・リバティーンズ》の傑作デビュー・アルバムです。実は、全然知らないバンドだったのですが、知人の強力な推薦で買ってしまいました。聴いてみたら、あまりにも《パブ・ロック》なので、笑ってしまいました。若さゆえに暴走する、ヴァイオレンスな《パブ・ロック》、みたいな感じです。勢いは凄いけど、どこかリトルな佇まいが良いです。もともと、あの《パンク・ロック》の生みの親は《パブ・ロック》なのですが、本作にも、そんなロンドンの下町の匂いが漂っていそうな感じです。名付けて、《青春パブ・ロック》とか言いたくなります。好きなアルバムです。
(追記:パブ・ロックの正確な定義は知りませんが、雰囲気的には《ロンドンの下町のパブで演奏されるような、イギリスの庶民のロックンロール》みたいな感じです。)