星を継ぐもの 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
引き続いて2巻目の登場。
木星圏までの飛行中で、科学者たちの論争がおもしろかったです。
現代の日本が金星を目指して打ち上げた「あかつき」この探査機は、金星の大気調査が目的ですが、
高速自転によって引き起こされる、大循環気流「スーパーローテーション」の解明に挑んでいます。
そのスーパーローテーションが作品中の地球において引き起こされて進化途中の原人たちを苦しめていた。
なかなかユニークな発想で、面白いのです。
全巻に続いて、私の好きな部分は(余計なことですが)
古生物学の先生が、亡骸とはいえ血肉を備えた太古の生き物をみて、感動の涙を浮かべるところ。
ガニメディアンたちの船に招かれて、リン嬢が彼らの子供たちに微笑みかけるところです。
子供たち。あどけない、くりくりした目に地球人はどんな風に見えたのでしょう?
ガニメディアンの造形は見事としか言いようがないです。
多分、星野さんはストーリィを人に任せたほうがいいのではないかと思います。
ジーンダイバー DVD-BOX
本作はNHKの子供向け番組『天才てれびくん』の中で、1994年から1995年にかけて放送されたアニメです。子供向けにしては当時の生物学説を頻繁に用い、絶滅恐竜がいた時代の背景(考証)などが金子氏監修のもと見事再現されていたので驚き!!。もはや子供はアニメーションは観ていてもストーリーまでは考えが入らなかったと思います。ストーリーとしてはとにかくハードなSFアニメで、人類の進化に介入する者、人類滅亡の危機などの課題を抱えながら戦っていくという感じでした。主人公や仲間たちも自然と応援でき、ラストは感動のクライマックス!!。長い間VHS化もされずに埋もれていましたが、ファンの強い要望によってDVD化が実現しました。高価な商品ですが、11年間も映像すら見ることができなかった私にとってはどんなに高くても買う気だったのでよかったです。初めて見る方でもアニメーションの多少の雑さを除けば難なく楽しめると思うので見る価値はあると思います。
映画ドラえもん25周年 ドラえもん映画主題歌篇
物心ついた頃からドラえもんで育った私。
毎週金曜日はドラえもんの日と決まっていました。
皆さんのレビューを見て購入を決意し、ドキドキしながら聴いたところ・・・
本当ですね、もう涙がボロボロと。
映画の中でも泣いた『わたしが不思議』はやはり泣けました。
しかし、それ以上に泣けたのが『友達だから』。
『わたしが不思議』が映画を思い出して泣くのなら、『友達だから』はドラえもんを思い出して泣いてしまう。
ドラえもんで育った方なら必ず、全部聴き終えるまでに胸に来るものがあるはず。
だって、ドラえもんは親のような、また兄のような存在だって思ってる人多いんじゃないでしょうか。
買って損する事は絶対にありません。
映画の中で聴くのと、曲として聴くのでは感じるものが全然違いますからね。
何度聴いても飽きることがない、まさにドラえもんの道具のような無敵のアルバムだと思います。
ドラえもん Sound Track History~菊池俊輔 音楽集~
どの曲も、懐かしいものでしたが、セレクトが放送開始直後寄りだったので、個人的に思い入れのある、80年代後半から90年代後半にかけての曲が少ないのが残念でした。 あと、サスペンスやアクション系の曲も、あまり選曲されていないので、80年代後半〜90年代後半までのドラミュージックや、サスペンス・アクション系に思い入れのある方には向かないかもしれません。