リバウンド DVD-BOX
とにかく、主人公が痩せて太ってを繰り返してます(笑)
特殊メイクですが、なかなかのリアルさだと思いました。
主人公が痩せて可愛くなったときの、周囲の見る目(特に男子)が変わるところも現実っぽい。
内容は、好きな人のために痩せようとして、仕事や恋に悩むという話です。
主人公がブチ切れて、早口でまくし立てるところは、結構おもしろかったです。
痩せて太ってを繰り返して、やっぱり最後は痩せてキレイになってハッピーエンドだろうと思いがちですが、ちょっと違ってました。
最終的にはハッピーエンドですし、コメディなので気楽に見れると思います。
ただ、DVDを買うほどではないかなぁと思います。
一度みれば十分です。
映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]
ハゲタカシリーズはNHKドラマから入り惹き込まれ、その後小説も一気に読破した私
本作は仕事が多忙な時期だっただけに映画館に観に行くことが叶わなかったので、年末に予約し昨日ようやく鑑賞するに至った
楽しみにしていただけあって非常に大きな期待感を持って観たわけだが、正直な感想をいうと期待以上ではなかったが期待通りの面白さといったところか
解説にもあるように、ここ1、2年で現実の市場は激動の一途を辿っており、本作はその現実に歩を合わせるために急遽脚本を大幅に改変したとのことで、現実との乖離が無くなったということで違和感を感じずに観れた良さは十分出ていた。ただ一方ドラマ版で存分に感じることができた作り込みの深さが薄れてしまったことは否めないといえる
この点、ドラマが期待以上であったが故にややハードルを高めに設定してしまったこともあるが、本作を星4つと評した理由である
内容的には敵役の劉一華=玉山鉄二が非常に良かった
登場当初は鉄仮面のように冷酷なキャラクターで終始するのかと思ったが、彼の背景を描くことで正しいかどうかは別として彼なりのプリンシパルが存在し非常に熱い存在であることに気づかされる
結果として悲劇的なエンディングとなってしまうわけだが、存分に存在感を発揮したといえるだろう
片や主役たる鷲津政彦=大山南朋は本作ではイマイチ顔が見えづらかったと言わざるを得ない
あえて劉の存在感を際立たせるために存在を薄めていたとすると一定の成功といえるのだろうが、しかしながら本作シリーズで最重要であるはずの彼のプリンシパルが見えないというのは私にとっては少々残念であった
あえて辛口の評価になってしまったが、それも私にとって本作は自分自身が同業であり現実にリンクしやすいということもあり愛着がある故である
是非多くの方にお勧めしたい
最後に劉の放った一言
”日本は生ぬるい地獄だ”
現実もその通りなのだろう
スカイ・クロラ [DVD]
終わり方が原作と違う。でもこっちのほうが好き、というか映画として一つの終わりにするにはこれしかなかったのかもね。
映画館に観に行けなかったのでDVDで観ました。 空中戦の透明感や爽快感、地上での虚無感、淡々と流れまるで終わりの見えない感じは良く再現されてるなと思った。 押井守が現代にぶつけたかった感情は確かに伝わった。
こういうのを黙って観てられる人ってある意味冷めてるなと思った。 ある程度人間ってもんを分かってて、世の中の冷めた部分を知ってる人じゃないとたぶん超つまらんストーリーだと思う。
決して胸踊らせて観るもんじゃない、そんな気持ちで観たら押井が言いたい事が全く伝わらない。この物語の良さが分からない。確かに今までの押井作品には無いアプローチだけど、根底に流れる冷たさ、その中に生まれくる人間的な温もりは同じなのかな。いや、今まで以上に人間的なのかも知れない。
更に鋭さを増したタッチでびっくり。というよりあくまでも原作を敬う形で物語が集約するあたり、押井の今作にかける情熱がうかがえた。ラストにかけて加速する展開は見もの。ループする日常に変化を求め一歩踏み出したユーイチの姿はすがすがしく、かっこよかった。
「君は生きろ。何かを変えられるまで。」
この一言に、がむしゃらに何かを掴もうとする事の大切さを見いだしたかったのだろうか。
商業的にならず、原作のメッセージや自身の想いを全面に押し出して制作されているように思いとても好印象。これは賞賛に値する。しかし万人受けするもんじゃない。
「他人に干渉したくない、されたくない」という、現代人の心にいつの間にか潜んでしまっていた「保守的すぎる精神」に、草薙氏の葛藤する姿はどう映ったのだろう。私には余りにも人間くさく、下手くそで、でも必死で生きていこうとする彼女がうらやましかった。最後の表情が希望を見い出してくれた。
いかんせん内容が文学的にかたよっているため若者には理解されにくいという残念な結果。
この作品はもっと注目されるべき。現代人は何を求め日々を生きているのだろうか。