セツナカナイカナ (ステンシルコミックス)
とても心温まる恋愛物の短編集です。
この方は他にも同様の恋愛短編集を出されていますが、
どの作品にもつい何度も読み返したくなるエピソードが入っています。
絵柄もすっきりとしていてとても読みやすい。
すべての作品に共通しているのですが、登場人物の表情がほんとに
豊か。台詞が無くても顔を見ているだけで伝わってきます。
著者の方の大きな特徴の一つではないでしょうか。
個人的にはこの作品のタイトルにもなっている「セツナカナイカナ」
がとても気に入ってます。
空声 (電撃コミックス)
ようやくこがわさんの新刊が出ました!
嬉しい!!
もったいないのでじりじり読みましたが、本当に今回もいい話が多いです。
恋のようなそうではないような、この微妙なところをじりじり描くのが本当にうまい作家さんです。
最後の2話は連作で、まさにSF(すこしふしぎ)なお話。
画面に音はないのに、この人の作品にはいつも、音声を聴かせる仕掛けがあるように思います。
タイトル通り、音がテーマの話でまとめられているようです。
お話の舞台がちょっと田舎なところも好き。
陽だまりのピニュ 3 (ガンガンコミックス)
2巻まではちょっとせつないほのぼの路線で行くのか?って思ってたんですが
3巻ではピニュと久慈くんの内面が掘り下げて描かれてます。
今までこがわさんのは短編しか読んだことがないので
心理描写が長く続くのは新鮮な感じです。
それと短編と比べて感情移入がしやすいせいか一つ一つの展開にどきっとします。
もともとこがわさんは絵が完成してて考えてコマ置いてるなあ
っていう印象はあったんですが、
ここまで物語の中に引き込まれたのは初めてです。
絵には力があるって思わされます。
個人的にはピニュが立ち直るところと、
海に走っていくところがめちゃくちゃ好きです。
陽だまりのピニュ 5 (ガンガンコミックス)
完結いたしました。大きくなれば憎愛も色々ですが、
若いうちはこんな感じで過ごしたいですね。
今は若いうちから魑魅魍魎が跋扈してますから。
大人も子供も皆こんな人ばかりなら、
今よりはよっぽど素晴らしい世界になるのでしょうが・・・。
次の作品が楽しみです。
銀座ぶらぶら踊り・・・
陽だまりのピニュ (1) (ガンガンコミックス)
湊の家にホームステイに来た女の子は、チパルル王国の王女様ピニュ。死んだおじいちゃんが、昔話してくれた「陽だまりの王国」からやって来た、美少女ピニュが巻き起こす、ほのぼのコメディー。なんといっても天然ボケのピニュがカワイイ。丸尾修子という、美少女だけど変なキャラも味があります。ほのぼのしたい人にオススメ。タイトルの陽だまりみたいなあたたかい作品です。