化物語 Blu-ray Disc Box
ブルーレイシリーズが発売されて2年もたたないうちにBOX化されるのはとても異例なことではないか。
最近のアニメのブルーレイは完全限定生産などと銘打ったものがほとんどだが、1・2年たっても簡単に手に入る。
しかし化物語のブルーレイは中古のものでも1万を超えるものが多く手に入らないことを嘆く人が多いことを考えてのBOX化だろう。
化物語の魅力は数え切れないほどある。神前氏の音楽。新房監督の演出。西尾維新が作り出した抱腹絶倒の会話劇。
しかし個人的に一番魅力を感じたのが声優の演技だ。
役者の演技にここまで衝撃を受けたのは「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンス以来だと思う。
このBOX化によってさらに化物語の面白さが世に知らされることを切に願う。
「偽物語」 第三巻/かれんビー(下)【完全生産限定版】 [Blu-ray]
偽物語前半、かれんびーは阿良々木くんが女の子達とイチャイチャする話です。
これを冗長だ、無駄だ、もう観ないとおっしゃる方々はもう少しだけ我慢して傷物語、そして予想される物語シリーズ第二期まで付き合ってあげてみてはいかが?
暦と女の子達との会話なくして彼女達のパーソナリティを表す方法が無いのですから、決して無駄なやり取りなど無いのです。今後の展開に繋がっていく会話もあるのですし… それに、今年公開が決まっている傷物語で皆さんが期待しているカタルシスを感じることができると思いますよ!
あと、この作品を俗に言う萌えアニメ作品と捉えるのは大きな間違いだと思います。可愛いだけ、エロいだけ、いい子なだけでは終わらないのが物語シリーズの真骨頂であり、故に作者の性格の悪さに見蕩れてしまう作品であるのだと思います。 架空の創作物語に於いてキャラクターに人気が無ければ商業作品としては出来損ないになりかねないのですから、多少はエキセントリックな発言や行動を取る登場人物に対して寛容に見ていただきたいですね…今後の展開ではケアされている所もありますので。悪化している所も多々有りますが(笑)
私自身、萌えアニメにあまり関心ありませんが、萌え要素を含む事を理由にバッシングする人にはあまり感心しません死ね。
失礼、噛みました。
化物語 第四巻 / なでこスネイク【完全生産限定版】 [Blu-ray]
まず10話の未完成状態の改善が為されたのはもちろん、9話においても若干の変更が加えられている。TV視聴者でも購入の価値はあるだろう。
オーディオコメンタリは千石撫子(花澤香菜)と忍野メメ(櫻井孝宏)。前巻の戦場ヶ原と神原のトークと比較し、喋りのスピードが落ちた為に聴きやすくなった。今までの4枚で最もアニメーション本編の内容に触れている印象がある。
恋愛サーキュレーションのFULLとinstは1番(TV部分)だけでは予想し得ない振れ幅があり愉快に感じる。(4分13秒)
あとがたりは後半で若干、神谷浩史が頑張り過ぎている印象はあるが、ふわりとした花澤としっとりとした神谷の掛け合いは聞き応えがある。(45分57秒)
ブックレットはほぼ構成変わらず。あらすじ、撫子紹介、本編カット、放映版次回豫告、OPカット、「恋愛サーキュレーション」歌詞、花澤香菜コメントの10ページ。
毎回の事とは言え、ブックレットが普通すぎるのが残念だが、それも本編とオーディオコメンタリ、特典CDの内容が極めて優秀であるためである。パッケージの完成度としては大変高いレベルに有ることは間違いないだろう。
JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN
三部の、絶対悪としてのDIOが好きな方には不評だろうと思います。
私は一部の人間臭い俗物のディオが好きなので、割と楽しめました。
言われているようにダイジェスト版というか、
ディオの視点で一部と三部を振り返るお話です。
目新しい点は特になく、作者の想像したディオの思考や哲学?を楽しむお話。
ここが楽しめるかどうかは人によってかなり差が出ると思います。
女々しいと感じるか、新たな一面として面白いと感じるか。
個人的には、三部部下達への評価が良かったです。DIO様、意外にいい上司(笑)
不満点として、原作を振り返っただけ、セリフを引用しただけの部分が多かったこと。
他の方も言われてますが、読み直したかったら原作を読むので別のことにページをさけと。
また、「天国へ行きたい動機」は描かれますが、
肝心の「天国へ行く方法」とそれに至った過程は結局中途半端なので消化不良でした。
内容は端的に言うと「西尾維新の考えるディオ」です。
ハラハラドキドキを求めている方、DIOは悪のカリスマ!という方にはおすすめしません。
過度な期待をせずに二次創作と割り切って読めばそれなりに楽しめる……かも?