アドベンチャーズ・オブ MIMI [DVD]
本作は、2006年10月5日にカリフォルニア州のアナハイムで行われた「The Adventures of MIMI-the voice,the hits,the tour-」の模様を収録。
人生の機微をローラーコースターに例えたモノローグ「INTRO」で幕開け。
甲高い電子音とジャーメインのラップで始まる「it’s like that」、「heartbreaker」、「dreamlover」とミッド・トラックが序盤から披露され、オーディエンスは超ノリノリ。
それからラストの「Butterfly-Reprise-」まで一気に魅せます。
最新アルバム「The Emancipation Of MIMI」を引っ提げてのツアーですが、サブタイトルにあるように、
過去のヒット曲をより多く取り上げ構成しているのがもうひとつの見所。
全体的には日本公演のそれと同じですが、(僕がみた見た武道館公演と比べると)「fly like a bird」「vision of love」「make it happen」
「can’t let go」「one sweet day」などが、ここでは加えられています。
その変わり、この日は「stay the night」「all I want for Christmas is you(もちろん日本のみ)」がセットリストになかったようです。
ちなみに「one sweet day」はボーイズ・2・メンがゲスト参加。
このDVDのひとつのハイライトがやはりこの曲で、後に分かりますが、同日偶然に同じ街にいた彼らがリハーサルなしに出演したとのことです。
昔からのファンには堪らないサプライズでしょう。
これまでの彼女のライブの中で、最もお金と時間がかかった豪華なショーとなったこのツアー。
しかし、ファーストの頃からずっとファンである個人的な感想を述べると、この日の彼女の声の調子はお世辞にもベストとは言い難いです。
そして、各曲も極めてフランク(アドリブの多さも含め)に歌っていることと、ヒット曲もセカンドバーズを飛ばしたノン・フルで歌っていることが多く、
曲数の多さが目立つ割には十分な歌唱を聞くことが出来ないのが残念でした。
ただその中でも、「HERO」「always be my baby」「fly like a bird」は圧巻。
歳を重ねた彼女の「今」の歌がたっぷり堪能できて、涙腺が緩みました。
この3曲が聞けただけでも、買ってよかったです。
日本公演を見た人はもちろん、ネットなどの評や噂で聞いて知っている方も多いと思いますが、当日はDJによる「煽り」がセットや衣装チェンジの“繋ぎ”としてありました。
しかし、これがかなり不評だったことを受けてDVDはものの見事にカット。
そのあたりを気にされている方は、安心して購入ください(笑)。
そしてボーナス・マテリアルの「オフ・ショット」と「ツアードキュメンタリー」、スパイク・リー監督によるショートフィルム「LOVERS AND HATERS」はいづれも秀逸。
特にショート・フィルムはなぜか見ているこっちがドキドキしてしまう「自虐ネタ」が満載でウケます。
昔からのファンはもちろん、最新アルバムで初めて好きになった方々、日本公演に行った方など、大いに楽しめる作品であることは間違いありません!
MAX BEST
超有名な曲ばかりです。
余りに有名すぎて、洋楽中級・上級者には物足りないかもしれませんね。
あまり詳しくない私ですら18曲のうちほとんどCDで持っていました。。
ノリのイイ曲もあるし、定番の曲もあるので、
曲目リストを見て自分の知らない曲が多い人は買って見るべし。
ラテン・ポップス・ロックなどいろいろなジャンルの曲が入っていますよ。