「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)
私は、最初の「ガンダム」に大学生時代にリアルタイムで感化されたがその後の富野作品を(観ていても)熱烈に追いかけることはなかった。「イデオン」すら観ていない。 しかし、大震災後の状況にまで言及しつつ、富野氏が本書で語る率直に語るメッセージにはダイレクトに共感できた。
時代を代表する映像作家が、単なる映像作家を超えて、時代に流されず、時代を見える確かな視点がここにある。
確かに、震災後の日本はそんなに甘くはなかろう、しかしそれは、富野氏の語るように、同時に、世界の中で、1番先に(過酷さを含めて)「未来」の最前線に立ったということでもある。
アニメに全く無関心な上の世代の方にも、ぜひ読んでいただきたい。
電撃 HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2010年 08月号 [雑誌]
「TV放映30周年記念スペシャルキット」と銘打って、当時アオシマから発売されていたアニメスケールイデオンのプラモデルが付録として復活しました! 当時の成型色は白でしたが、今回のキットはイデオンカラーに近い赤です。
本誌での特集もカラー30ページと大盤振る舞い! 「伝説巨人...」なんて誤植もなく、安心して読める内容ですので、イデヲタの皆様は是非。
しかし、適度な汚しと塗装で迫力のある重機動メカの作例に比べて、主役のイデオンがツルツルの「やまとのフィギュア風」の仕上げなのはどうですかね? 設定では100mもあるのですから、スジ彫りでもしてもっと巨大感、精密感があればベストだったと思います。
ところで、ズロオ・ジックのセンターメカの呼び名の「コーズ・ズロオ」というのは初耳ですが???
戸田恵子 パーフェクト・ベスト
バルディオスの「女いのち歌」やガラスの仮面イメージソング3曲等が未収録なのにパーフェクト・ベストとは...
といった野暮なツッコミは置いといて,ガンダム・イデオンのおなじみ3曲以外ほとんどCD化されていなかった楽曲が,
ここにきてある程度まとまった形で発売された事は素直に嬉しく思います。
価格も2000円以下と手が出しやすいですね。
戸田さんはキングレコード以外でも色々と歌っているので,そのあたりの曲もいつの日かベストとしてまとめられるといいなぁ
あゆ朱美時代8曲・特装機兵ドルバック2曲・夢幻紳士1曲(ビクター),子鹿物語2曲・1000年女王1曲(ポニーキャニオン)
ゲゲゲの鬼太郎2曲(徳間),新ど根性ガエル1曲(バップ),シャンペン・シャワー2曲(ワーナー),etc..
特に子鹿物語の主題歌「ハロートゥモロー」(作曲:すぎやまこういち)がもうホント良い曲で年齢問わず多くの方に聴いて欲しい1曲。
「ゴールデン☆ベスト」企画担当の方,宜しくお願い致しますw
伝説巨神イデオンBGM集
学生時代に初めて手にして未だに聴き続けてるアルバムです。
とにかく作曲者すぎやまこういちさんと総監督の富野さんのコンビネーションは見事で、こんな奇跡みたいなアルバムを作り上げた。
エンディングテーマの「コスモスに君と」を先頭にもってくるあたりは非常に効果的。誰もがしびれてしまうのが(4)「闇からの手」の羽田健太郎さんのピアノだ。
予告編で使われた(5)「発動」のエレキギターの導入部は”来たぞ、来たぞ”という感じで盛り上がる。
全体的にとても情感豊かに作られていて「ガンダム」のヒューマンドラマを更に押し進めた人間味溢れるBGM集だ。アニメサントラでこれだけ完成度の高いアルバムは滅多にない。
伝説巨神イデオン DVD-BOX PART 2
以前、1巻ずつ発売されていた時の定価が1巻当たり6300円。後半の5巻揃って1万5千円は安いですね。
イデオンは事実上打ち切りになった作品ですから、劇場版の接触篇/発動篇を観ないとよく分からない話です。
ただ、劇場版のDVDはプレミアが付いて非常に高価になっています。
接触篇はTV版の総集編、発動篇がTVでは描かれなかったラストシーンと言うことになります。
このへん、エヴァンゲリオンみたいですが。
元々暗いイメージのあるイデオンですが、この際、ボックスで揃えてはいかがでしょうか。
接触篇/発動篇も安価に提供して頂けるとありがたいと思います。