温故知新
懐かしの歌謡曲のSKAカバーアルバム。リアルタイムじゃないボクでさえ懐かしさを感じちまったよ。ゲストへの選曲がとてもよいです。横山険の「あの鐘をならすのはあなた」とBonnie Pinkの「赤いスイートーピー」は声、歌い方がピッタリです。
爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー [DVD]
もともと両作品のファンということもありましたが、内容的にはあっという間に時間がたって終わってしまった・・と思うくらい夢中で見てしまうものでした。細かいところに小ネタがきいており、とても見ごたえのある作品だと思います。
人間は何を食べてきたか 8巻セット [DVD]
NHKで放送されていたとき(84年から)必ず見ていました。食べるって何か、人間にとって避けて通れない行為を淡々と見せてくれます。気候や宗教や様々な条件が違う中で、人々がどういう食べ物をそれぞれの価値観と与えられた条件の中で、食べ物を獲得し満足していくのかよくわかります。食べ物を通して文化の多様性を学ばせてもらいました。表面に出てくることが違うから受け入れられないではなくて、背景にある条件、環境が違うのだから、違って当たり前だということが食べ物という本当に基本的なものの違いだから理解が容易なのだと思います。すごい力があります。
不遜で野蛮
森川さんということでキャスト買い。
お相手は鈴木千尋さん。
なぜこんな展開に?と、ちょっと強引かなーと思ったんですが、途中からそれぞれの想いが見え隠れ、
最後の最後にお互いの気持ちが聞けて、納得→ラブラブ。
絡みはやや多め。かな?テーマが張り込みHと原作者さんがおっしゃっていますから。
でも、刑事ものらしいアクションシーンもしっかりあってよいですよ。
森川さんの役柄はまさしく「不遜で野蛮」。森川さんの大得意な役どころでしょう。
ちょっとアウトローな刑事、荒っぽい、男くさい男。声は結構低音、糖度は最初低め。
なかなかこんないい男居ない、と思いつつ森川さんのち密な役作りのためか、役者の感情移入のためかリアルなんです。
鈴木さんは声そのままにストイック、冷静。エリート。
それが内面から揺らいだりするのがいいです。
成田剣さんがなかなか壊れた演技でいつもながら感動・・・成田さんを聞くとだいたいこんな感じですがはまるんですよね。
笑えるつぼは、
織田(森川さん)のたてた「男夫婦の愛の軌跡」の筋書きに細かく怒る(つっこむ?)上条(鈴木さん)と、
織田の思いがけない弱点に上条が笑うところ。
人間味があって笑えて楽しかったな。
想いが通じ合った後は一気に糖度アップ!甘く切なくもどかしい二人の会話、その間、空気を堪能できます。
キャストトークは鈴木さんも森川さんも声が違います。鈴木さんの声のギャップに驚きました。初めてだったので。かわいらしいですね。
エンドレス・ワルツ (河出文庫)
天才と狂気の狭間を彷徨う男女の物語。阿部薫のアルトサックスの音も聞いたことが無いし、鈴木いずみの著作も読んだことがない。しかしながら本作では其処が問題ではない。男と女の限界まで高まった愛の行方の物語なのである。
読んで実感を得ることは難しい。私は凡庸な中年サラリーマンだから。でも彼らの間には実感することは出来ないが、輝く結晶のような関係性には触れることが出来た。その結晶に触れて何か感じるか、感じないか、そこで本作の評価が分かれるところである。