Canterbury Tales, The, Level 3, Penguin Readers (Penguin Readers, Level 3)
言わずと知れた、中期英語期の傑作のひとつに数えられる、
カンタベリー物語のretold版である。
一般常識としても、この本の大体の内容とChaucerという
作者名は知っておきたいという人も多いと思う。
内容は知っておきたいけど、原作で読むのは相当大変なこと
で、日本語で読むのもちょっと…と思っている人に
ぴったりだと思います。レベル3なので、語彙レベルも、
1200語程度(高校1年生程度)に限られています。
読みやすく書き直されていて、どのTale(物語)も興味深い
内容でした。
ギルガメッシュ(紙ジャケット仕様)
バンド・アンサンブルが気持ちいいですし
曲もわりとメロディアスなものが多く
少し翳りを帯びた複雑なコード進行もあり
ブリティッシュ・ロックの黄金期の良さを
コンパクトに、きゅっと凝縮したような内容に
なっていると思います。
あえて言うなら
非の打ちどころがなさ過ぎて
聴き始めの頃は
インパクトに欠ける、と感じる人もいるかもしれません。
でも、ジャズ・ロック、カンタベリー系は全体的に
そういう傾向があるのかなあ、と思います。
Third (Bonus CD)
カンタベリー派ロックの最高峰。前人未到の偉大な挑戦が見事に実を結んだ大傑作。明らかに「狙った」と思われる曇った音質は何度リマスターされても変わらない(変わられては困る)。
個人的にはカンタベリー派最高傑作のラトリッジ作「Slightly All The Time」。「Backwards」の名でも知られるこの曲の後半の素晴らしさは饒舌に尽くしがたい。知的で緻密であると同時に官能的。
ワイアットが多重録音にてほぼ一人で作り上げた「Moon in June」。唯一無二の個性、無垢な美しさを伝えるワイアット代表作のひとつだ。こんな個性がこのバンドに存在するのはまずそうだ。この後「4」録音後にクビになるのも頷ける。インテリ・バンドらしいセクト主義。