NARUTO―ナルト―[秘伝・者の書] (ジャンプコミックス)
値段が高めですが、ナルトのファンなら買っても損はないかなぁ? サスケvsイタチ戦までのキャラクター能力や術の説明が主ですね。 作中では語られていないキャラクターのプロフィールや術の名称、説明が多少ありますので本作をより一層楽しめるかとは思います。 謎のままだった飛段の不死身の説明もありますよ。 角頭のアッガイはともかく、ドムとジオングは笑えました。
中国の歴史 人物事典 学習漫画 (中国の歴史) (集英社版・学習漫画)
なぜかシリーズの刊行から2年を経て出版された漫画に対応する人物事典。
小学生向けとは思えない質の高さを誇る。大学受験生や社会人が読んでも楽しみながら知識が頭に入る。
記述の部分が短くなるという欠点はあれど、一人ひとりにイメージを促すイラストが掲げてあるのが非常に良い。
それにしても、現代に向かうにつれて人物の平均寿命が30歳→90歳にまで延びるイメージを受けた。
現代中国の指導者は、つい最近19世紀生まれの人たちが鬼籍に入ったばかり。
江沢民らに早く死ねと言うわけではもちろんないが、これでは指導部は硬直化し、内部の変革もなかなか進まないのも無理がないと思わさせられた。
もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら
大まかにストーリーをご説明すると、2015年に国債の買い手がつかなくなってどん底経済に陥った日本で、サプライズ人事で総理大臣となった小泉進次郎が動かない国会にあくせくしつつも立ち向かうお話です。
恐らく、本書を自然に手に取る方は自由主義経済の支持者であり、本書の政策に大きな違和感は覚えないでしょう。
むしろ、本書の政策に違和感を覚える方こそが本書が漫画形式で説明を行うべきところですが、そういう意味では説明が不十分です。
2015年に国債の買い手がつかなくなってから日本経済の危機が瞬く間に顕在化していくのですが、このシーンがあっさり流されており、架空でもいいので国債の買い手がつかなくなるもっともらしい理由を仕立て上げて欲しかったところです。
キャラクターは、小泉進次郎氏が実名で、その他どこかで見たような国会議員や経済学者などのコンパチキャラクターが登場します。それぞれのスタンスは現実世界に則っているので短い出番でそれなりの印象を残すのですが、肝心の進次郎氏のキャラクターがいまいち掘り下げられていない。
どういう過程でフリードマンの著書を手に取ろうと思ったのか、若さ故の焦りや失言、どうやって打開策を思いついたのかなどが描写されていればもっと親しみやすくなったと思います。
進次郎氏があまりにも迷いなく政策のアイデアを出してしまうので、勢いで大見得を切りながらも裏でどうやって政策を実現しようか頭を悩ませる某大阪市長のコンパチキャラの方が主人公に見えてしまいました。
出版のお話が来ることから明らかなように、素材は非常に面白いのですが、もっとおいしく調理できるはずです。
残念ながら本書の内容では、「小泉(純一郎)政権で格差が拡大した」「TPPで日本の産業が壊滅してアメリカの奴隷になる」などと主張している方々を説得するには不十分です。
機会があればよりクォリティアップした作品を世に送り出していただければ幸いです。
知れば知るほど面白い 朝鮮王宮 王妃たちの運命 (じっぴコンパクト新書)
韓流歴史ドラマの時代背景を知りたくて購入した。ドラマを見たことがない人にはなかなか理解しにくい内容だが、幸いチャングム、イ・サン、トンイとドラマを見てきたので、その部分はよく分かる。しかし、それ以外の記述はあまり面白くは感じられない。ドラマを見るための予備知議というより、ドラマを見た人がさらに理解を高めるための書籍と考えたほうが良いだろう。
日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典
だったけど、ちょっとだけ物足りない。
なぜなら、面白すぎて続きを読みたいから!
ただし、子供の受験勉強には不向きです。
大人が、改めて振り返るのにいいです。現代風に書かれてもいるので、分かりやすいし。
今回は平安〜鎌倉にかけての人物が中心でしたが、このまま時代ごとに続編が出ることを希望!
なので、星4つにしました。