老人が過去を回想する、という映画が多いように感じる。「タイタニック」もそうだった。グリーンマイルの原作はステーブン・キング。お約束の人の心が読めるというキャラクターが出てくる。普通、超能力というのはうらやましいものだが、それは人が自分の都合のいいことしか想像しないからで、本当は相当不都合だろう(例えば小説「透明人間の告白」とか)。そんなところも描かれているのでキングの原作の映画は好きだ。ただグリーンマイルに関してはどうだろう(原作は読んでないが)。罪人を超能力で殺したり精神病院に入れていいのか。倫理観に関しては疑問が残る。死体置き場地下のホールエコーがスピーカーマトリックスでよく出ていた。
考えさせられる。おすすめ度
★★★★★
死刑どうのこうのの問題じゃなくて、もっと人間的な部分に
訴えかけてくる。すごく考えさせられる。
今の世の中は、心が綺麗過ぎる人にとっては住みにくいものだと思う。
でもそういう人が世界に矛盾を感じて変えようとする、そして世界が
変わっていくのだと思う。
他人にどう思われようと、自分の中で「世界を変えたい」という思いが
強くなった映画です。
それから、人と違う能力を持つ、というはかなさも感じた。
自分は漫画を読んで不老不死にあこがれていたが、
この映画はそれをあきらめさせると同時に、
「今を生きる、人生を楽しむ」ことを教えてくれた。感謝です。
ひりひりとしたような、癒しのようなおすすめ度
★★★★☆
グリーンマイルは死刑囚が最後の通る道。
この映画は、人の痛みを感じとってしまう死刑囚と看守たちの物語だ。
映画を見るとびっくりするのは、死刑囚と看守たちがふつうに世間話をしたりすることだ。
あたりまえだけど、刑務所といっても、ひとつの社会なのだ、ということは想像がつかなかった。
そして、死刑囚よりも、よほど腐ってるような人間が看守をやっていたりする。
善悪とかは、ほんとうに紙一重なんだ、と気づく。
超能力者がでてくるからといって、ハデな展開をきたいしたら、ひょうしぬけするかもしれない。
これはアクションではなく、あくまで、ヒューマン・ドラマなのだ。
人の痛みを感じ取り、それを吸い取ることができるなんて、とても素晴らしいことだと思うけれど、じっさち!当人の立場のなってみると、それがどんなにつらいことか……。
やさしい人にとっては、生きにくい世の中になっていくんだろうか、と思ってしまうような、ちょっとせつない映画だった。
買うしかない!
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。
概要
大恐慌の35年。ジョージア州の刑務所で看守を務めていたポール・エッジコムは、大男ながら暗がりを怖がる黒人死刑囚のコフィーに興味をもつ。あるときコフィーがポールに触れただけで、重度の尿路感染症を治してしまったからだ。コフィーの不思議な力に触れた看守たちは、なんとかコフィーを死刑から救おうとする。
トム・ハンクスが看守ポールを、大男コフィーをマイケル・クラーク・ダンカンが演じた感動作である。スティーブン・キングのベストセラーを、『ショーシャンクの空に』でもキングの小説に挑んだフランク・ダラボンが監督した。ポールの仲間に、好漢デヴィッド・モースとバリー・ペッパーが扮している。注目の若手俳優、サム・ロックウェルの悪役ぶりも強烈だ。3時間8分の長い作品となっている。(アルジオン北村)