ハードロックとヘビーメタルの絶妙なバランス!おすすめ度
★★★★★
やっと出してくれた!
というのが正直なところ。
まちに待った、新生ホワイトスネイクの
スタジオ録音アルバム『Good To Be Bad』が出た。
デヴィッド・カヴァーデイル(Vo)を中心に
常に実力派のプレイヤーでかためられる、気になるメンバーは、
デヴィッド・カヴァーデイル(Vo)
ダグ・アルドリッチ(g)
レブ・ビーチ(g)
ティモシー・ドゥルーリー(Key)
ユーライア・ダフィー(b)
クリス・フレイジャー(ds)
という布陣。
ドラムの大好きだったトミー・アルドリッチが抜けたのが気になったが、
クリス・フレイジャーもいい仕事してます!
11年ぶりのWHITESNAKEのニュー・アルバムは
いい意味で『ホワイトスネイク(サーペンスアルバス)』を
彷彿とさせるサウンド。
デヴィッド・カヴァーデイルは
怪物だと思わずにはいられない。
まったくおとろえず、渋みを増したシャウトは
ハードロック・ファンにはたまらない。
ふたりのギターはライブ直系のハイゲインサウンドで
弾きまくってます。
そして、ヘビー・メタルっぽいハードロックなんですが、
サーペンスアルバスほどメタルっぽくないのが
心地よいです。
つまり、サーペンスアルバスのジョン・サイクスって、
マシンガン・ピッキングというか、
必要以上に刻みまくってメタル過ぎるような気がしてたのが、
そのへんのメタルっぽさとハードロックっぽさの
バランスが心地よいんです。
かなりマニアックというか、好みなんですけど、
ほんと、絶妙のバランス。
ボーカルは適度にブルージーで心地よいシャウト、
ギターのリフも適度にキャッチーで、
大胆でかつ懐かしいフレージング。
まさに21世紀版ハイテクホワイトスネイク!って感じ。
伊藤正則さんとか(絶賛してそう)
『Good To Be Bad』をひっさげてのライブツアーも発表されてる
(なんとデフ・レパードとカップリング!)し、
ますますホワイトスネイクから目が離せないです♪
紋章の呪縛おすすめ度
★★★☆☆
本作を聴くと前作「RESTLESS HEART」(97')が、WHITESNAKE名義ながら、
やはりデイヴィット・カヴァデールのソロアルバムだったことがよく分かる。ラウドな
ギターサウンドと低音域を強調したクリアな音像は、一聴するととてもゴージャスで、
21世紀の新生WHITESNAKEを強く印象付ける。個人的には、(1)(2)(6)(11)などは、
良いと思ったのだが、全体的には(WSとしては)平凡な楽曲が並んでおり。聞いたことの
あるメロディーや歌詞(語彙)の多用も気になった。
そして、デイヴィットのヴォーカルと同等の見せ場を与えられている注目のギタープレイの内容は
どうかというと。残念ながら、楽曲同様に全曲通してあまり印象に残るものがなかったというのが
筆者の率直な感想である・・・。
リズム隊(ベース&ドラムス)の存在感(ミックスも含め)の弱さも気になった。
「SLIP OF THE TONGUE」(89')アルバムの頃から感じていたことだが、やはりデイヴィットには、
“良い楽曲”を書けるパートナーが必要なのだと改めて思った。
また筆者は、デイヴィット・カヴァデールの唱法は勿論だが、その“声”が大好きなのだが、今作では、
その魅力を失ったように感じられる曲が多かったのも、個人的にはショックだった・・・。
上出来
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。これは買わねばならないでしょう!
買って良かったと思います。