ハリポタは大好きで英語でも読んでいるのでぜひ朗読版も欲しいと思っていました。ただ買っても全部聞くのか、、聞かなかったら結構高い買い物だなと思ってためらっていたのですが買って良かったです。
Fryさんの朗読はスピードも含めはっきりとして聞きやすく、それでいて臨場感があります。もちろん原本の良さもあるのですが、朗読ってこんなに面白いのか、というのも驚きでした。
私はipodに入れて聞いているのですが、約1分ごとに区切りがあり、タイトルも表示されるので、途中で止めてほかの曲を聴いて戻ったり、ちょっと聞きそびれたところを戻して聞いたりというのがとても便利ですよ。
朗読聴き比べました。おすすめ度
★★★★★
UK版、US版両方の朗読CDを買いました。
まず分かったことはこのハリーポッターシリーズの朗読はUK版、US版共にどちらもイギリス英語で朗読されているんですね。
後で分かったことですがUS版のJim Dale氏もイギリスの方だそうです。
その点ではアメリカ英語のリスニングが目的で購入される方は注意が必要だと思います。
朗読CDをどちらの版にしようかけっこう迷っておられる方いらっしゃると思うのですが、私(準2級程度)が聴いた感じでは
どちらかというとUK版のFry氏の方がスピードがゆっくりで発音はハッキリしていると思いました。
また声に迫力があり(特にバーノンおじさんやハグリッド!)、時折ユーモアも感じられます。
とにかく自分の中でのイメージにそれぞれピッタリの言い方をされるので思わず笑ってしまうこともしばしばです。
一方US版Jim氏の朗読はスピード感があり、なめらかです。
また他の方も仰られているように声の使い分けが非常に素晴らしいです。その点ではUK版よりも勝るかもしれません。
どちらも素晴らしい朗読ですのであとはお好み次第だと思いますが私個人的にはUK版の方が好きです。
やはり自分の中での声のイメージにピッタリだということと、Fry氏の声の方が長時間聞いていても心地よくて疲れないので。
聴き取りやすい発音でイギリス英語が好きになりました。
UK版はUS版に比べてかなり値段が高い場合もありますがその分価値はあると思います。
凄いの一言
おすすめ度
★★★★★
とても面白いじゃないですか
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!
概要
ハリー・ポッター・シリーズもそろそろ新しい切り口が尽きたかに見えた矢先、Stephen Fryのめいっぱい傲慢(ごうまん)な、そしてめいっぱいいたずらっぽい語り口が、『Harry Potter and the Philosopher’s Stone』(邦訳『ハリー・ポッターと賢者の石』)をオーディオ版として生き生きとよみがえらせた。 ハリー・ポッターは人生最初の10年間を、おそろしいダーズリー一家(おば、おじ、それにデブでわがままないとこ)のなすがままにされてきた。両親を亡くしたハリーを彼らがしぶしぶ引き取ったのだ。だが、11歳の誕生日、ハリーは自分が普通の少年ではないことを知り、一家が必死でじゃまするにもかかわらず、ホグワーツ魔法魔術学校に入学、見習い魔法使いとしての生活を始める。後はご存じのとおり…。
ハリーが行く手に待ち受ける悪と戦うとき、Stephen Fryはストーリーにぴったりの、皮肉で乾いた、つい引き込まれてしまうユーモアをまじえて、ホグワーツでの難局で新しい人生にまっこうから取り組む彼らの最高の部分を引き出す。もって生まれた低く単調な、上流社会独特の語り口が、この最高の魔法物語にぴったりだ。ガリ勉ハーマイオニーの甲高いわめき声、断固として、それでいて公平なダンブルドア校長の穏やかな口調、陰険なスネイプ先生の意地悪な発言を、絶妙のタイミングで使い分ける。
『Harry Potter and the Philosopher’s Stone』は傑作で、その成功ぶりがさかんに報じられているが、Fryの朗読を聞くまではこの最高の魔法物語を体験したとは言えない。他のオーディオブックと同様、ドライブに最適。本をあまり読みたがらない人にハリー・ポッターの魔法を体験させるのにも理想的な方法だ。(対象年齢9歳以上)(Susan Harrison, Amazon.co.uk)