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スターシップ・オペレーターズ〈5〉 (電撃文庫)

水野 良
おすすめ度:★★★★★
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『スタオペ』第2部1巻目
おすすめ度 ★★★★☆

水野良が描くSF大河ドラマ。

敗戦で祖国を奪われた仕官候補生が、訓練航海中だった戦艦を買い取り軍事国家と対決していく物語。とだけ書くと硬派なお話のようですが、士官候補生の中の少女たちの描写がメイン。男子も結構出てきてるはずなのですが、影が薄いです。
第1部で物語中での主人公たちのポジションが決まりかけ、物語中で半年の休戦状態が続いたところから始まります。続刊がどうなるか分かりませんが、激しい展開の序奏を感じさせます。

物語としては、青春モノのノリかも。やっていることは戦争なのですが、それに対する姿勢や、艦内恋愛をしたりといった点は学園モノを彷彿とさせられました。

ストーリーの他、背景設定が凝っていて面白い。
SFとしての科学技術の分野は、ファンタジーにならないように比較的地に足のついた設定になっています。宇宙船の中は無重力だし、人間に近いロボットもいない。これがないと宇宙モノ的にどうしようもないワープ技術も制約だらけです。ちょっと目を引く点としては、量子通信機のおかげでインターネットは全銀河からアクセスできるようになっている、ということでしょうか。(ただ、量子通信装置は「原理的に」実現不可能だったような…まあそこまで要求するのも何ですけど)
社会的な部分を描いた部分では、未来のお話と言いつつ現代社会の投射そのもの、といった感じで現代と比べて読むと少し笑えます。上述のインターネットの使われ方など、まんま今と同じですし、国際関係も21世紀初頭を意識したつくりになっています。テレビ局を戦艦に載せて戦費を稼ぎながら戦っている、という設定も極めて現代的と思われます。

比較対象として適切かはわかりませんが、SF宇宙モノで大河ドラマ仕立ての『銀河英雄伝説』では、戦闘は大規模、社会は封建時代、男だらけ、通信は高コスト、と時代の差のようなものを感じます。

個人的にはすごくツボったのですが、読み手はある程度選ぶと思うので星4つ。


すばらしい!良作!
おすすめ度 ★★★★★

まさに夢のコラボです 。値段の割には上出来。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!


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7月4日に生まれて スターシップ・オペレーターズ Erde ~ネズの樹の下で~