セクシーボイスアンドロボ 2 (BIC COMICS IKKI)
主人公はセクシーボイスを使ってさまざまな問題を解決、あるいは欲求をみたしていく女の物語。昔、親戚の子供と二人だけで、話していたときしたたかな女の子だなあ。と思ったことがある。案外、好きになったり、気になる子って、見えないところでこんなことしてるのかも。と考えてしまう。漫画の絵は筆で描いたかのようなタッチで、時代劇を思わせるような描きかたですね。
読んだあとに自分は人にとって、どう思われているのか、どんな役で必要とされているのか、身近な人達からの目がとてもきになり、一度読んで、もう一度よむと新たな発見があるので面白いと思いますよ。
「セクシーボイスアンドロボ」オリジナル・サウンドトラック
まさにこのサントラの音楽がドラマをより完成度の高いものにしているのは間違いない。初めてこのメインテーマがオンエアされた時、あんなに短く編集されていたにもかかわらずそのかっこよさに思わずときめいてしまった。あとはそのままドラマの世界に吸い込まれてあとはお決まりのハマリまくり街道一直線!ニコ役のすずかちゃんのかわいさもこの音楽のおかげで倍増以上!とうとうドラマだけでなくすずかちゃんにもハマってしまいましたとさ。
セクシーボイスアンドロボBOX [DVD]
まず、役者さん方たちが、本当に素晴らしいです。
松山さんは、ロボを演じているというよりも、ロボという役を生きているように見えました。昭子さんと恋に落ちたときの表情が、「この人本当に恋しちゃってるんじゃ・・・」というほどリアルで、驚愕。普段のロボも、あれだけキャラクターの強い役を嫌味なく演じるのはとても難しいことだと思います。松山さんだからこそできた役ではないか、と思います。
大後寿々花さんは、・・・もう、凄すぎます。「天才子役」という呼び名は、彼女に対して以外ありえないんじゃないかと。確実に、一線を画しています。見たら、凄さがわかります!
他のキャスティングも、一人として代えの効かない、驚くほどぴったりの役者さんばかりです。TV視聴者には馴染みの薄いであろう2人を主演に起用したこと自体、このドラマの世界を確実に造っていけるキャストを厳選したことを示しているのではないでしょうか。セクロボは、随所随所で、本当に意気込んで造られてるドラマだ、と思わせてくれます。
誰かを愛することの深さ、苦しさ。
誰かが死ぬということ。
今、家族と一緒にいられることの奇跡。
そういう、普遍的だけど、なかなか奥深くまで覗く機会や勇気がもてないテーマについて、さりげなくベールを剥いでくれる、そんなドラマでした。
公式ページのbbsを見ると、幅広い年齢層の方々が、純粋に心に響いたから、と書き込みをされているのがわかります。マニア受けするドラマだとか、「わかる人にはわかる」という、門戸の狭いドラマでは決してありません。
だれもが人生で直面する事象を真正面から取り上げている、万人に見て欲しい、と思える作品です。
セクシーボイス アンド ロボ vol.2 [DVD]
Vol.2は3話〜5話を収録しておりだんだんとセクボの世界に
引き込まれてきます。
ニコとロボの二人の掛け合いがなじんできた回でもあります。
ちょっとミステリアスだったり高校に潜入捜査したりと
目が離せません。
セクシーボイスアンドロボ1 (BIC COMICS IKKI)
何にも所属しないニコは自由で年の割に達観していて、
でも世の中に、人間に希望を持っていて、
中学生らしからぬ部分のある、正真正銘の中学生。
その年齢から見る自由な世界には完全ノックアウトです。
黒田硫黄は、日常のなかのドラマを切り取るのが上手ですが、
これはちょっぴりファンタジー。
でも描かれる「人間」にはやっぱりちゃんとリアリティがあって
自分の日常にもこんなドラマがあるのではないかと思わせてくれる、
希望に満ちた作品です。
名台詞「世界で私だけ!」
人間に他の人よりちょっとだけ興味深々な中学生の、
使命に燃える姿。自分に大した事ができるわけではない―
でも、この瞬間自分にしかできない事があるんだ!と気付くニコ。
このシーンはもんのすごく熱いですよ。
仕事でもなんでも人間のとっかえって結構利くけれど、
瞬間瞬間には、自分にしかできない事があるんだと「はっ」と
させられました。