ムシウタ 1 (角川コミックス・エース 180-1)
いつかは漫画になると思っていましたが、期待を裏切りませんでした。
大筋は小説の1巻と同じですが、ところどころで小説にはないネタがあります。
それでいて、小説にあった名シーン(?)も残っているので、そちらのほうも楽しめます。
漫画ならではのキャラの可愛さもありますね。利菜かわいいよ利菜
画力も問題ありませんので、小説をご存知の方もそうでない方も楽しめると思います。
佐藤ひろ美 the BEST-Ever Green-
姉妹編にあたる「Sky Blue」と同じく、佐藤ひろ美がボーカルをつとめるアニソン・ゲーソンが「これでもか!」というくらい詰まったアルバムです。
「Green」と銘打ってあるように、グリーングリーン関連の曲がやや多めです。
もちろんアニメやゲームの楽曲に限らず、今までのアルバム曲もしっかり収録されています。
歌詞カード中、一曲ごとに一言コメントが添えられているのですが、これがまた素晴らしい。
収録当時を思い返しての言葉や、作詞作曲に込めたメッセージ、などなど……。
手元に置いて、時折手にとってパラパラとめくりたい、そんな素敵な小冊子つきのベスト盤です。
ムシウタ〈02〉夢叫ぶ火蛾 (角川スニーカー文庫)
「キャン・ユー・フィール?」この一言が物語のテーマそのものだ。様々な視点から描かれる、夢を持った少年少女たちの姿は、前巻よりも美しく、痛々しい。キャラクターは一見、流行の類似品を使っているように見えるが、実際はそうではない。それは本巻を最後まで読めば明らかである。
大切な夢を守る、ただそれだけのことを、ここまで突き詰めて書いてある作品は、そうはない。ぜひ一読をおすすめする。
ムシウタ 10.夢偽る聖者 (角川スニーカー文庫)
まってました。「09.夢贖う魔法使い」から、約3年……その間に、bugと00が入りましたが。
待って、待って、待ち続けた読者の期待に応える一冊!!
今作のテーマは「うそ」。
「嘘から出た実」
「願い続ければ夢は叶う」
……「嘘」と「夢」にはどこか似たようなところがある、と作者もあとがきで述べていますが、確かに今作を読んでいる間中、主人公の「カノン」の行動が、他の、夢を持った虫憑きたちの行動とダブって見えました。
巻が進むごとに、少しづつ、虫憑きたちの戦いは変わってきています。
最初の頃は、虫憑き同士の戦い……目の前にいる敵を倒そうという戦いばかりでした。それが少しづつ、自分へと向かっています。正確には、自分の戦っている場……虫という存在そのものとの闘いへとシフトしてきているようです。
そういう意味では、今作ははっきりと、前作までの作品とは一線を画していると言えると思います。
今作の「うそ」はまさに、虫からの開放と直結するものでした。
虫憑きたちの本当の願いをさらけ出し、本来の戦いの場へと導くものでした。
ただ、今作ではその戦いの方法を「うそ」あるいは「奇蹟」に頼ってしまった。
しかし、今作で本来の戦いへのピースはすべてそろいました。
後はただ、結末を待つばかりです。
ここまできたら、あと何年待たされようが必ず、彼ら、彼女らの戦いを見届けます@
「機巧少女(マシンドール)は傷つかない」プロローグEP「MACHINE DOLL」
まぁ、曲の感想なので、個人の主観ですが・・・
曲の雰囲気は小説の内容に合わせたものになっているけど、曲そのものとして聴いても十分に良い曲と言えると思います。
曲の歌いだしが少し緩やかに始まるのですが、基本はテンポの速い曲です。とはいえ、曲の歌いだしが緩やかだから引き込まれるやすい気がしますね。