必殺からくり人 / 必殺からくり人 血風編 ― オリジナル・サウンドトラック全集 8
本作の音楽は、過去やこれ以降の必殺音楽の中でもかなり異質なアプローチを試みています。
デキシーや演歌調に混じって、特に際立った印象を残すのが、当時流行だったディスコ調を取り入れたBGM。
からくり人のモチーフテーマとして制作されたオープニング曲「許せぬ悪にとどめ刺す」が顕著で、
作品世界を象徴するテーマとして江戸風俗、サスペンス、謎解き、殺陣等あらゆるシークエンスにハマってしまう
魔法の様な一曲です。
この曲の持つ雄大な雰囲気が、シリーズ中最も客観性が強いからくり人の俯瞰的な世界観をより後押ししていた様に
思います。
実はこの曲、バリー・ホワイトの「ラプソディー・イン・ホワイト」と言う、あのウィークエンダーのOPにも
使われたソウル・ディスコの名曲をパク・・もとい下敷きにしています。
ある意味風刺講談的な印象のある同番組(そう言えば本来の必殺の時間帯なら裏番組ですね)のモチーフを
中村敦夫や和田アキ子登用と同じ様な意味合いで、逆手にとったのかどうかは今となっては不明ですが
使用の方向性としては同じでも、さらに微妙なサスペンスタッチなフレイヴァーを加えた事が、この曲を
極上のソウルに仕上げています。
このソウル・ディスコの方向性は、後の新仕置人でより統合、炸裂するのですが、黎明期(と言っても半年前ですが)
に横殴りの様にこの音をかぶせてきた度胸とセンス、そしてそれを受容するのからくり人の世界観は、
日本のドラマ史上に於いて一つの頂点だった様にも思えます。
(恐らく作曲は平尾氏ではなく、竜崎氏だと憶測しているのですが・・)
90年代に、70〜80初期の埋もれたソウル系の名曲を新たな解釈のコンピレーションで再発して行く、
という動きが世界規模で流行ったのですが、さしものレコードコレクター・バイヤー達も、
このからくり人の素晴らしさは見落としていた様です。(まあフツー時代劇のサントラは聴かんだろーなー)
必殺ファンとしては、世界に出しても恥じない一級のBGMを、ひっそりと染み込ませてもらっていた事に
例え様もなく感謝するものです。
三島由紀夫と一九七〇年
自分は、この本の著者の一人 鈴木邦男氏(森田必勝さんと親友だった)と同郷で福島県郡山市在住の者ですが映画ミシマは今から26年前に市ヶ谷駐屯地に見立てた郡山市合同庁舎バルコニーで緒形拳さん演ずる三島由紀夫の気迫の演説シーンの撮影を高校生の時に見学しポール・シュレイダー監督からサインも貰った思い出の作品です。DVDはワーナー版クライテリオン版共に所有してますがBookに付録として着いてるDVDはアメリカ劇場公開ワーナー版を元にしているもので海賊版としては画質も良好 何といっても日本のプレイヤーで再生出来るのが魅力です。本体のBookの内容も三島先生が別名で執筆した作品を巻末に収録されてますし川端康成の「山の音」が三島先生の代筆だったという驚愕の証言も書いてあり読み応え充分です。ポール監督によると映画MISIMAは日本における所有権は東宝にあるのですが著作権放棄してる為に我が国ではパブリックドメイン化していると見なされても仕方ないと思います。 今や世界のカルト映画と成長した雅みやび溢れる傑作MISHIMAを、このゲリラ発売の機会に是非とも手に入れて下さい。
NHKスペシャル チベット死者の書 [DVD]
「バルドゥ・トェ・ドル」(チベット死者の書)は仏教における輪廻の考えに基づく、死に方の手引書となっている。
特典映像として1993年2月に記録した、ダライ・ラマ14世のロングインタヴューが付録されている。
最後の「日本人に向けてメッセージ」の部分を抜粋する。
幸せな人間となり、良い人生を送りたいと望むなら、善き心を培う必要があると人々に説いています。
宗教を信じていようといまいと関係ありません。
人類家族の一員である限り、温かい心をもった善き人間であるべきなのです。
そうすれば、あなた自身もっと幸せになり、心は安らぎ、
自ずと友好的で調和的な雰囲気が醸し出され、
家族だけでなく、近所の人、犬や猫、鳥などペットにまで優しくなれるでしょう。
テクノロジーや科学と心の安らぎが、手を携えたならば21世紀はもっと幸せで輝かしく、
友愛と安らぎに満ちたものになるでしょう。
物質的進歩と内面の精神的進歩は手を携えていくべきと、私は考えています、
これぞ将来への希望です。
日本の友人たちは、この面で貢献できる可能性をもっています、
すでに科学技術や経済力など物質的には恵まれています、
こうした素晴らしさに加え、さらに善き心を備え、自己鍛錬をつめば、
スキャンダルも汚職も、もっと減るでしょう(笑)
映像では外国人向けに不慣れな英語で話し、よく笑い、割とそこらへんにいそうなオジサンという印象をうけた。
上記の抜粋部には深く共感した。
あの頃映画 松竹DVDコレクション 「魚影の群れ」
全体として充実しているかどうか分からないのだが、釣り糸をめぐるエピソードがあまりに強烈で、それだけで名画と称せざるをえない。まあ、あまり詳しく書くとまたネタバレとか言われてしまうので書かないが。
小悪魔ヘヴン
友達が嵌っているキャバ嬢を見たときに・・・そう彼は語っていたけれど。
これ。強烈に拒否反応起こして皮肉ってんじゃん!と(爆)
彼らしい!まったく!おもしろすぎる!
本当の愛情?知らな〜い♪
とにかくお金!お金!きゃ〜ありがと〜♪
体はと〜っても素敵でしょww(中身は軽くて適当?え〜わからなぁい)
SEX?あっはw「大好きで〜す♪」(って言っときゃいいっしょ!)
・・・そんな夜のノリが全開ぶち上げ
ライブでアゲ嬢さんたちがこの曲に合わせて踊ってるのを見たときに・・嫌がらせ?もしくは公開処刑?と思ったのは私だけだったのだろうかと(汗)
そんな彼女たちでも楽しんでまーす♪そんなノリノリなナンバー。
ニコ堂でおなじみガクっぽいどの手法(?)なのかわざとわっかりにくく機械音入れまくって・・・あれ。「おしゃぶり」って・・苦笑 濁してるし(爆笑)あははw
打って変わって「My Father's Day」
これだけ英語の歌詞を多様しているということ。
それだけ詰め込みたかった思いがあるのだなと感じます。
(日本語だと1音に1文字しか詰め込めないですもんね)
歌詞だけ拾うと切り裂かれるような痛みを覚えますが、音はあくまでも明るく前向き・・・彼らしい表現だと納得しました。