キネマ旬報臨時増刊 KINEJUN next vol.1 「あしたのジョー」大特集 2011年 2/21号
映画『あしたのジョー』の関連Bookの中では、
なかなかのおすすめです(^ε^)♪
とにかく写真が、ハンパなくかっこいいです!!!
RAILWAYS [レイルウェイズ] [DVD]
ありがちな設定で、いかにも「泣かせる系」って感じで、
正直なところ、あんまり期待していませんでした。
でも…いつの間にか夢中に。
なんでですかねー。私は特に電車に興味があるわけじゃなく、
中井貴一のセリフを聞きながら「えっ、バタデン? 何それ?」って
思うくらいで、電車にも島根にも疎いんですが…。
田舎の風景の中を、二両編成の車両がのんびり走っていくのを見ていると、
時間が思っているよりゆっくり流れているような気がしてきて。
49歳の主人公の「焦らなくていい」っていうセリフとも重なります。
私は40歳ですがもうすでにいろんなことを諦めていて、
たぶんそういう人の方が多いとおもうけど、
でもそれが悪いと一方的に決めつける感じではないんです。
諦めてもいい。でも、まだ時間は流れてる。
三浦貴大が演じる「夢を諦めた青年」に対する中井貴一の態度からも、
そういうところが伝わってきます。
年をとればとるほど、何かに支配されて動けなくなってしまうけど、
「ゆっくり流れる時間」を、少しでも自分で作れたらなとおもいました。
アクチュール 2011年 3月号 No.22 (キネ旬ムック)
表紙の高良健吾くんが、いつもの映画の表情と違ってナチュラルで素敵でした。
他に他も沢山の俳優さんが載っていて、何度見ても幸せな気分になりました。
RAILWAYS [レイルウェイズ] [Blu-ray]
鉄ファンではなかったのだが、ファンになりそうになっています。それはこの映画とBDソフト「SL人吉〜新たなる出発〜」と「爆音鉄道」を鑑賞して。私にとっては期せずして、いやなんとなく買っちゃった三点が、今や三位一体。なんで鉄道がいいのか、分からなかった私でしたが、感じたのは「触れる」存在であること。五感そして心に。物として、たくさんの人が支える心あるシステムとして。
てっきりこの映画はニュースで見た実話だと思っていました。ニュースで見たのは千葉のいすみ鉄道でした。自己負担700万円で免許取得できる、50歳代まで可能というのが話題でした。この映画は島根県出雲市を走る通称バタデン。「SL人吉」の肥薩線、「爆音鉄道」の琴平電鉄も生活に欠かせないが利用者現象で苦しむ路線。安全と平和と正確さを乗せて着実に走り続ける素晴らしい日本の鉄道。この映画はきっと日本中の鉄道の応援歌、被災した東日本の鉄道復活の後押しになってくれることでしょう。
配役もいい配置ですね。中井貴一は前にもNHKで地下鉄の運転士の役を演じていました。同僚の三浦君は三浦友和の長男だそうで、続編では父友和が運転士役を演じるそうです。親子で運転士!家族も素敵でした。変えられない生活、動きの取れない事情、その中で気持ちに「触れる」姿。奈良岡朋子さん…素敵です。すばらしいです。息子に送る視線に込めた愛情にグッと来ました。
長生きして欲しいです。そのほかの皆さんも素敵。まあ善意の人しか出てこないのですけどね。現実にはそんなことは奇跡…。
さて年末公開の富山舞台の続編も期待して待ちましょう。