歌謡曲番外地 東宝レコード映画・TV編~銭ゲバ大行進
歌謡曲番外地、映画・TV編であるが、『お尻の歌だもんね!』と同様濃厚な歌の世界が展開される。冒頭〜3曲目までは浜口庫之助作曲作品が並ぶ。唐十郎が歌う「銭ゲバ大行進」「銭ズラよ!」は映画『銭ゲバ』の主題歌。一方でパワー全開、方や心の底からこみ上げる怨念のような両極が火花を散らす歌の世界は絶妙のバランス。
鹿島とも子の歌う「愛ふたたび」「走れニコ」も素晴らしい歌唱で文句なし。特に途中からフランス語で歌われる後者はエレガント。大矢茂の隠れた名曲「アダムとイヴのように」は、加山雄三「君といつまでも」を彷彿とさせる。水原ゆう紀+トゥエルブ「ぼくらの名は青春」「思い出」はほんわかとした雰囲気のさわやかな青春歌。
それにしても映画『巨人軍物語 進め!栄光へ』の主題歌までも入っている。まさに歌の一大エンターテイメントのようである。ただどうせ本郷直樹を入れるなら、傑作ハードボイルド・アクションドラマ『白い牙』の主題歌も入れてほしかった。
とにかくどれもこれも、どこから聴いてもこの作品群の素晴らしさを充分堪能できる、そんな奇跡のようなアルバムである。
新サラリーマン金太郎 7 (ヤングジャンプコミックス)
ネタバレあり。
やくざ相手に、
いきなり警察や白旗をあげて思考停止に陥るのではなく、
よく調べて、道理がこっちにあったら捨て身で敵陣へ殴り込む。
昔の金太郎ならば、まず暴れて道理は後から出て来たが、
社長業を重ねて変わったのかな?
悪くはないし、自然だ。
出版会社でなく出版業界全体の再建目途も立ったし、
警察もジャストタイミングだ、きれいな引き際と感じた。
子供時代の母親のことを、奇麗に今の親父に繋げている。
千代ちゃんの今が気になる(伏線か?)、
はやく次回作が読みたい。
サラリーマン金太郎 30 (ヤングジャンプ・コミックス)
新しいことをやる力。自分が正しいと思うことを、全体の利益を考えつつ実行すること。そういうことが可能だということ。そういうことを実行するのを見ていると感動すること。ということを、学びました。本当にこの漫画はよかった。。。
金太郎は(まともな社会人の)人々の善意の具現だ。
新サラリーマン金太郎 6 (ヤングジャンプコミックス)
この本の内容に感銘を受けました。ほんと大手の出版社は、アナログからデジタルへの移行をしてほしいと思います。
特に漫画業界。なぜいまだに漫画家はアナログが多いのか。それは漫画家もさることながら、出版社がアナログで進めている仕事のやり方を変えないからだと思います。原稿の入校方法然り、表現方法しかり半世紀以上変わっていない。
デズニーは完全デジタル更に3Dへ。日本のアニメはパラパラでのノスタルジアな表現では、見る人は飽きてきます。