暴力的や過度に性的な描写がなく、古きよき時代の刑務所風景がみれる。私は小説を先に読んだが、登場人物が皆はまり役。ジョンコーフィ、エッジコム主任、パーシー、これ以上ないくらいイメージとおりだった。小説の感動と比べても遜色なく、3時間の映画時間も苦にならない。(私は時間がないときは2回に分けてみているが一回中断してもすんなりと2回目を再生できる映画)。ラストは滂沱。シーンのアングルといい台詞の間といい、音楽、照明効果といい感動させる技術はさすがハリウッドといいたい。小説にはない映画のみのエピソードも追加されており、これが映画を引き締めている。
手放しで感動できないのはなぜ?おすすめ度
★★★★☆
188分もの長さにも関わらず,集中して観ることができた。トム・ハンクスをはじめとする役者たちの演技もよかったし,話の流れも悪くない。普段考えることのなかった死刑というものについても,考えさせられる内容だった。
なのに,どういうわけか,感動できなかった。きっと,奇跡の話なのに,彼が憎まれたまま,死んでしまったためだと思う。せめて,被害者の両親に何らかの形で真犯人が誰なのかが伝えられる話になってくれればよかった。
映画の出来というよりは,原作の問題かもしれないけど,最後の詰めがよければ,私にとっても名作中の名作になっていたと思う。
生き続けることとはおすすめ度
★★★★★
コーフィーに病気を治してもらった主人公ポールが、そのコーフィーを無実の罪のまま死刑台に送り込んでしまったことが、108歳になったポールを苦しめます。彼は自分がこの年になっても死ねないのは、その罪を贖うためだと感じる気持ちに心を打たれました。ストーリーは単純ですが、見ている者がポールに感情移入するためには、大作並の3時間という時間が必要だったのかも知れません。人が人を裁くと言うことの厳しさ、むなしさを十分に表現した作品だと思います。恋人と見て愉快になれるストーリーではありませんが、大人になりかけの思春期のお子さんを持つ家族で見るには、とても言い作品だと感じました。
すばらしい
おすすめ度 ★★★★★
背筋にゾゾゾという感覚が走りました
。他の方がコメントされているとおり、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。
概要
大恐慌の35年。ジョージア州の刑務所で看守を務めていたポール・エッジコムは、大男ながら暗がりを怖がる黒人死刑囚のコフィーに興味をもつ。あるときコフィーがポールに触れただけで、重度の尿路感染症を治してしまったからだ。コフィーの不思議な力に触れた看守たちは、なんとかコフィーを死刑から救おうとする。
トム・ハンクスが看守ポールを、大男コフィーをマイケル・クラーク・ダンカンが演じた感動作である。スティーブン・キングのベストセラーを、「ショーシャンクの空に」でもキングの小説に挑んだフランク・ダラボンが監督した。ポールの仲間に、好漢デヴィッド・モースとバリー・ペッパーが扮している。注目の若手俳優、サム・ロックウェルの悪役ぶりも強烈だ。3時間8分という長い作品となっている。(アルジオン北村)