朔太郎とおだまきの花
彼女の私小説の完結編。
小生、履歴たる三部作もよまずにいきなり
本書から読んだ。萩原朔太郎の長女だったがために、薦められて
文筆業に入ったという著者。それまでは洋裁で生計を立てていた
という。こわいほどキリッとした顔立ちだった。顔は女の履歴でもある。
多摩美術大学の萩原朔美教授の母上である著者。その父、
萩原朔太郎が医家の長男として生まれついたことを本書で知った。
かかずにいたら発狂しかねない、そんな爆弾を抱えていないで
書けたのも彼女が朔太郎の娘だったからだ。
人生後半は幸せだったんではなかろうか。
蕁麻の家 三部作
おもしろいですねえ。男のわたくしには、女の執念が、怖くて、怖くて。朔太郎ならずとも、夕方には飲み屋に逃げ出したくなります。結構、このあたりに男女の性差・欲望というものが、隠されている作品なのかなあ。朔太郎--葉子、犀星--朝子、と四者を比較して読むと、かなりおもしろい。繊細な神経の詩人・朔太郎がご飯をぽろぽろこぼして、それを犀星がいちいち拾ってきれいにする姿など(ここには書かれていませんけど)、彼らの作品からは、読者は想像だに及びませんからね。
蕁麻の家 (講談社文芸文庫)
父に萩原朔太郎を持ち、作家としてデビューした萩原葉子の自伝的小説。萩原葉子の名を知らなくとも、詩人・朔太郎の名前はご存じの方も多いと思う。文壇で注目を集めていた朔太郎が、家庭では、何とも頼りのない、イライラさせられるほど情けない父親であったことも面白い逸話であるが、何と言っても、葉子の生い立ちがすごい。祖母からの虐待、知能障害の妹の存在。まさにいばらにがんじがらめにされた青春期を送るのだ。恋愛体験も書かれているが、その結末は決して喜べるものではない。一人の女性が多くの避けられない宿命とでも言うべき困難にいかに立ち向かっていったか・・・。通読するのに時間はかからない。
天上の花―三好達治抄 (講談社文芸文庫)
この作品は、初版が確か、1966年頃ですので、知らない人も多いかと
思います。でも、天才詩人、三好達治をとても上手く描写した、名作なので、私は葉子さんのもうひとつの代表作、”父、萩原朔太郎”よりも、こちらの方が、好きです。朔太郎の妹に、妻子を捨てるまで、のめりこむ三好達治と、美しいが、わがままで、詩人に理解のない妹との、心の通わない冷たい結婚生活や、涙もろくて、情熱的で、生涯孤独だった三好達治の知られざる素顔をすばらしい文章力で表現しています。
萩原葉子さん、先日亡くなられましたね。ご冥福をお祈りします。
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