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闇の子供たち (幻冬舎文庫)

梁 石日
おすすめ度:★★★★★
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これだけ残酷なことが書けるのなら・・・
おすすめ度 ★★★☆☆

幼児売春の残酷な描写のセンセーショナルさに頼りすぎなところがありました。

リアリティある箇所とない箇所がアンバランスで、とにかく救いがなさすぎて、
「発展途上国の子供たちがかわいそう」なんて、優等生的な共感をいだけるような作品ではありません。
残酷な箇所に興奮する人にいたずらな刺激を与えるだけかもしれないという、心配さえしてしまいます。

作中にも、NGOのスタッフがタイの人に教育の大切さを説くところがありますが、
きちんと取材をしてノンフィクションにし、貧困が、無知が問題であることを投げかけていただくか、フィクションに徹するかしていただきたかったです。

最後の永江朗氏の解説によるフォローで成立するような気がしました。



無力感に押しつぶされそうになる。
おすすめ度 ★★★★★

1週間掛けてようやく読み終えた。
何度も目を背けた。


恐怖は人を支配しどこまで追い詰めるのだろう。
あの子達はどれ程の恐怖を日々感じ
終わることのない絶望の中にも
小さな光を見つけようと必死で生きている。

子供は無垢で大事にされなくてはいけないと思う。
される義務があるのだと。

そんな当たり前の事が出来ないでいる。
大人のエゴの犠牲になるのはいつも弱い子供たち。

闇へ闇へ葬られ消えてく命は絶たない。

無力感に押しつぶされそうになる。




衝撃的な現実
おすすめ度 ★★★★☆

映画化もされた、幼児売買、幼児売春、臓器売買の商品として扱われるタイの子供たちを題材にした、梁石日(ヤン・ソギル)の衝撃作。

物語はタイ北部山岳地帯の貧しい農家が、8才の少女を人買いに日本円にしてわずか約3万6千円とウイスキー1本で売るところから始まる。それから、まったくもってひどい世界が次々と展開される。

本書では、外国人が売春宿で幼い子供を相手に性行為に及ぶ姿や、エイズに罹った少女が生きたままごみ処分場に捨てられる悲劇、貧しい子供が買われ、殺され、臓器のドナーにされている実態などが描かれる。それはあまりにもリアルで、思わず目を背けたくなるほどにグロテスクですらある。しかし、これは、今まさにアジアの貧しい国で起こっているまぎれもない現実なのだ。

果たして悪いのは、幼児を売買する貧困家庭や人買いか、幼児を性の玩具とする人々か、そして幼児の臓器を扱うブローカーや、それを求める外国人か・・・。
梁石日は、この小説でおぞましい現実をストレートに描くことにより、自らの豊かな社会を保っている私たちに対して、厳しい問題提起をしているのである。



無知は最大の罪
おすすめ度 ★★★★★

 この作品に出会ってから、私はもう前の無知な自分には戻れなくなった。

今、その刹那にも大人達に汚され、弄ばれ、傷つけられ、エイズになるか、臓器売買か、もしくは薬の副作用か、いずれにしても成人出来ないであろう子供達。

目を閉じると、私も闇の子供達となった。
彼らの恐怖、砕け散った精神と生命力、絶望、生き地獄、子供達の叫び声、声にならない悲しみ、汚された傷の痛み
、殴られた打撲、薬の副作用の猛烈な嫌悪感

そして変わる価値観。つまりエイズになれば捨てられる。外にでられる。やっと死ねる。良かった。臓器売買で心臓を失えば、眠ったまま死ねる。もう、お客の相手をしなくてもいい。良かった。。。と。

売春、買春をする動物は人間だけです。人の英知を何故そんなことに使うのでしょう?

児童ポルノ、児童買春は犯罪です。
子供達を守れるのは、大人だけです。子供達が豊かな精神状態でない国は滅ぶでしょう。

これからは、今までの無知を脱却し、子供達の人権を守る運動をすすめようと思う。

無知は最大の罪であるから。こんな悪夢は青い地球への冒涜である。



上出来
おすすめ度 ★★★★★

全般的に言うと初心者向けだと思います 。これは買わねばならないでしょう!
買って良かったと思います。



梁石日 動画

梁石日



私鉄沿線97分署 梁石日 月風魔伝