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ブラックホーク・ダウン

リドリー・スコット
おすすめ度:★★★★★
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リアルな映像に息を呑む
おすすめ度 ★★★★★

ほぼ全編に渡って戦闘シーンが展開します。
しかもかなりリアルな映像と音響で。
圧巻という以外、言葉がありません。
DVD買ったのは数年前ですが、観るたびにそう思います。



ソマリア内戦の事実です。
おすすめ度 ★★★★☆

沼化する内戦を鎮圧するために、アメリカはソマリアに兵士を派遣した。
アメリカは敵対する政権の本拠地への攻撃をするため特殊部隊を投入。
しかし、逆襲に遭ってしまい、ヘリコプターが撃墜されてしまう・・・。
最前線で孤軍奮闘する兵士。やがて、兵士たちは、倒れていく……。

タイトルにある「ブラックホーク・ダウン」とはこの時に向かって追撃されたヘリコプターの名称です。
これは実際の出来事で、私が知っているのとしては、内戦を終結させるためにアメリカは兵士を派遣するが、失敗に終わってしまう。
この時に犠牲になった米兵の死者が、ソマリアの市民によって引きずり回されるシーンがテレビに流されたそうです。
これを機にアメリカは撤退、作戦は失敗したそうです。

現実に比べてかなり作っていたりする部分はあると思いますが、見ていてとても引きこまれます。
何も予備知識なしでも十分見れますが、多少勉強してから見るとより理解が進み、
細かい部分やセリフなど部分ごとに関心が持てて非常に興味深いです。

じっくり時間を見れる時に見るとよいです。



実話の名を借りた娯楽アクション映画
おすすめ度 ★★★☆☆

全編戦闘シーンで埋め尽くされて、これでもかというぐらい
血が出ます。でも、最初の方は迫力があって面白かったのですが、
だんだんと戦闘シーンに慣れてきて、後半はダルくなってきます。
たいしたドラマもないですし…。

あと、リアルな戦闘シーンって聞いていたのですが、映像が美しすぎて
なんだかPV見てるような感じで、私はリアルというような感覚には
なりませんでした。

もうちょっと画面を汚くして、血の匂いまでしてくるような感じに
してもらえれば、リアルさを感じたのかもしれませんけど…。
でも、これはどう見ても極限状況に追い込まれた兵士の
戦闘を楽しむ娯楽作品なので、これはこれで正解なのかもしれません。

それにしてもソマリア人の扱いはまるでゾンビですね…。
ソマリア人を日本人と置き換えて想像してみたら、
とても許しがたいですけど、
ソマリアからのクレームはなかったのでしょうか…。
まぁ、国の情勢が情勢ですから、それ所ではないのでしょうけどね。



凄まじい迫力!孤立無援の絶望的状況下で…。
おすすめ度 ★★★★☆

リドリー・スコットとジェリー・ブラッカイマー。
そして、ジョシュ・ハートネット、 ユアン・マクレガー、 トム・サイズモア、 サム・シェパード、 エリック・バナ、 オーランド・ブルーム…。
凄いでしょ?

1993年にソマリアで起こった米国史上かつてない壮絶な市街戦。わずか1時間足らずで終了するはずの奇襲作戦は、想像を絶する窮地へ変わる…。

ブラックホークという堅牢な米軍の救助ヘリが、激しい市街戦が展開されていた敵地に墜落してしまう。その時、救助を待っていた兵士とブラックホークの乗組兵が何とか生き残るため、必死に応戦する…。

このときの兵士たちの絶望感と孤独感、恐怖が克明に描かれている映画です。

「ブラックホークダウン!ブラックホークダウン!……。」(ブラックホークが墜落したぞ!)という無線から聞こえる絶叫にも似た米兵の声があまりに印象に残っています。

戦争ほど悲惨なものはありません!暴力の究極の形です。国家間のそれぞれの理屈や、大国の理論などでそれを隠しているだけです。この映画のように戦争の中での局地的な部分に照準をあわせその中での兵士たちの物語をみると、それがよくわかります。みんな必死に生きようとしています。それは敵も味方も、国も肌の色も関係ありません。

僕は、暴力と名のつくものを徹底的に憎んでいくつもりです。



リドリーならではの映像による戦争体験ができる
おすすめ度 ★★★★★

今までの題材から全く異質の領域に踏み込んだのが、この「ブラックホークダウン」である。ある米軍特殊部隊が味わう血まみれの市街戦の1日を、実際の戦闘場面に居合わせているかのようにリアルで熾烈に描ききった野心作である。カメラフィルターや、接写、望遠、俯瞰撮影等を効果的に駆使し、彼のどの映画でもそうだが、自然光や人工光を巧みに取り入れ、映像に強いコントラストや多彩な色合いを演出している。音響に凝るのも彼の特徴だろう。ここでも、ラップ的な軽快なリズムとアフリカないし中近東の音楽を対比的に流して雰囲気を盛り上げている。
スコットが優れているのは、妥協を許さぬ映像美学を追求するその姿勢であり、細部もおろそかにしない徹底した視覚的デザイン力と音響への敏感なこだわりであると思う。銃声の音ひとつ、血と埃まみれの軍服の破れひとつおろそかにしていない。扱う題材と脚本によっては作品の出来に不揃いはあるが、こと、このBHDは優れたアクション映画であり、リドリーらしい映像ワールドであり、ドラマとしても上出来ではなかろうか。
だから、現実の世界情勢や政治的背景と比較しすぎると、映画として楽しめなくなるでしょう。これは、何十億もかけた、ハリウッド製娯楽大作であって、何かを糾弾批判するメッセージ映像としては、もとより制作されていないのです。





凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★

大変良く出来ています 。ファンであれば購入価値は高いかと存じます。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!


概要
1993年10月3日の米軍によるソマリア侵攻の失敗を描いた戦争超大作。ミッションは1時間で終了するはずだったが、米軍最新ヘリ・ブラックホークの墜落によってすべての歯車が狂い始め、兵士たちは地獄を体験することになる。
出演はジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモアなどなど魅力的面々だが、戦場のさなか彼らの顔すら判別できないほど熾烈な戦闘シーンが大半を占めるのは、リアリズムのたまものか。ただし監督のリドリー・スコットは「これは観客に問いかける映画であって、答えを提供する映画ではない」と語っているが、結果としては大国アメリカの正義を強調する映画に仕上がってしまっている気もしてならない。(的田也寸志)

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