ものは試しと読んでみた。悪くはないけど、言われているほどの名著ではない。それほど目新しいテーマでもないし、読んでるときはそれなりに面白いが、読後は「それで?」という感じ。(知人にあんたの「それで?」は結構怖いと言われたことあるけど)恩田陸氏の「上と外」は、これを目指して書かれたというが、あっちの方よほど面白かった。
The Kingおすすめ度
★★★★★
When we hear, "The King", we often think of Elvis. As a long time reader, I think of my favorite writer, Stephen King. The Green Mile is the book which sticks in my mind as his most impressive. It made my heart beat, soar and sink. I felt as though I was there in the prison with the characters, who each have a tale to tell. Its the most unputdownable book I have ever read. It all seems so real, in fact, I feel pretty sure that it was! If you have never read a Stephen King book, and you are wondering where to start, I would heartily recommend this one.
Sean NT
静謐な美しい小説おすすめ度
★★★★★
老人ホームに入った主人公が過去を回想するという設定のためか、小説が経時的には進まず、過去のエピソードが前後してひとつづつ語られる。息もつかせず一気に読むというよりは、ゆっくりマイペースで読み進められる小説。静かに感動できる。
感動せずにはいられないおすすめ度
★★★★★
映画を見てから数年経た後にこの本を手に取ったのだが、映画とおなじくとてもおもしろかった。
まず登場人物の魅力がすばらしい。特にろくに教育も受けていないのに不思議な能力を持つJohn Coffeyには深い魅力を感じた。しかしやはり決定的なのはKingの語り口であり、彼の作品の構成だと思う。CoffeyがPercyに与える刑罰はとりわけこの小説の中ではKingのplotの見事さが際立つ部分だと思う。
映画では描ききれなかった残虐部分も、小説では事細かに描かれており、恐怖感を味わいたい人が読んでもがっかりすることのない作品であろう。
驚こう、だって素晴らしいから。おすすめ度
★★★★★
現代の神話だと思った。
物語の筋を説明するのは野暮なことだからしない。
私がこの本を読んでいない人(キング作品を何冊も呼んだ人にしろ、映画経由でこの本を手に取った人にしろ)にアドバイスをするのならこう言う。
「ただ言葉のままに流されればいい。気味の悪いシーンも確かにある。だがあんたは必ずや何度も驚くだろうし、最初の二章を読み終える頃にはその驚きの感覚を期待するのをやめられなくなってるだろう、まるまる一冊読んじまうまでね」
星五つ。文句なし。
良い出来でした
おすすめ度
★★★★★
非常に素晴らしい一品だと思います
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
こつこつお金を貯めてでも買う価値のある一品だと思います!
概要
全6冊の分冊形式で『The Green Mile』の執筆に取りかかったとき、スティーヴン・キング自身もこの小説がどういう結末を迎えるかわからなかったという。だが結果的に本書は、「登場人物が物語をナビゲイトする」というキングお得意の手法を最大限に活用した、最高傑作となった。 舞台は、1932年のアメリカ南部某州にある小さな「死刑囚舎房」。グリーン・マイルとは、死刑囚が「オールド・スパーキー」(電気イス)にたどりつくまでに歩く、「薄汚い緑のリノリウム」の通路のことだ。本書の魅力的な語り手は、以前そこで死刑囚の看守主任をしていた老人で、何十年も前のことをふりかえる形で話が進んでいく。
ひょっとすると、あまりにもできすぎた話かもしれない(死刑囚舎房には、ミスター・ジングルズという名前の賢いねずみが登場する)。それに少しばかり哀感がにじみすぎているかもしれない。しかし、多彩な登場人物やこの超自然的な物語の不思議さには、抗しがたい魅力がある。スティーヴン・キングのどこがいいのかわからない、と今まで敬遠してきた人たちにもおすすめできる1冊だ。そういった気むずかしがり屋でも、徹底的に残酷なシーン(「オールド・スパーキー」の場面も含めて)を簡単に読みとばすことができるからだ。
『The Green Mile』は、1997年度ブラム・ストーカー賞の小説部門で最優秀賞を受賞。トム・ハンクス主演の同名の映画は、『ショーシャンクの空に』(キングの作品集『Different Seasons』から映画化)と同じく、フランク・ダラボンによる監督作品。