Jazz Samba
渡辺貞夫さんといえば、私はパストラルの頃から聴き始めました。
以来、ファンでしたが、カリフォルニアシャワーが大ヒットした頃から、ちょっと売れセン狙いの印象を抱いてしまい、しばらくは遠ざかることに。
しかし、今なお現役として、ライブでご活躍されていることに畏敬の念を抱きます。
日本jazz界を代表する、崇高なミュージシャンであることに異を唱える方はいないと思います。
私が聴き始める前から大活躍されていたナベサダさん(親父もその名を知っていました)。
当時は、サンバも好んで演奏されていたようです。というか、このリズム感は今でもナベサダさんの持つ魅力のひとつだと思います。
とにかく、早いパッセージで押しまくる感じ。バックも日本人と思えないほど現地化?しています。
チャーリーパーカーが、サンバやボサノバおまけにビートルズナンバーを、軽く吹き流している感じ。フルートのパートはハービーマンみたい?
日本人によるjazzが、世界に通用することを証明できた素晴らしい作品だと思います。
ジャズ・スタンダード・バイブル ~セッションに役立つ不朽の227曲 (CD付き)
なかなかメイドインジャパンのジャズスタンダード本って無かったですが、
これは買いです!メイドインジャパンです!
スタンダードは網羅してると思います。
自分が気に入ったのは女性シンガーがよく取り上げる
「Feel Like Makin' Love」とか、
ビルエヴァンスやINO hidefumiで有名になった
「What are you doing the rest of your life?」が載っていたことです。
付属のCDがこれまたすごい!
演奏してるのがEQ(納氏、小池氏、大坂氏、青柳氏)
これだけでも充分すぎます!
メロディはサックス、マイナスワンはサックス無しの演奏。
基本はワンコーラスで、マイナスワンの方が長めの演奏になってます(その逆も有り)。
マイナスワンでも青柳氏のピアノバッキングとかとても勉強になります!
しいていえば、本の体裁がリング状だったら使いやすかったけど、
260ページもあるからリング状は無理かな?
資生堂のCM vol.2 1978-1999 [DVD]
アラフォー世代の自分にとって80年代の資生堂とカネボウのCMはとても華やかで、都会的に感じられました
そんな青春時代の想い出がキレイな映像で見られると思い速攻で買いましたが、思ったほど懐かしい映像には出会えませんでした
アンジェラハリーはキレイでしたが、それぐらいかな
どちらかというと、牧瀬、宮沢、観月を押さえてる90年代に入ってからのほうが、儲けモノが多かったような気がします
特に、93年春のレシェンテのCM「春うらはらのベイビーリップス」の牧瀬里穂ちゃんがすごく可愛かった!!!
今のところ、ヘビーローテーションで繰り返し観ているのは80数タイトルある中でこれのみです
80年代のCMに限れば、当時も薄々感じていましたが、カネボウのほうがオシャレかも
次は「資生堂」「カネボウ」とメーカーでくくらず、年代でくくっていただけたら、と思います
One for You: Sadao & Bona Live
ライブ盤として音質には期待していませんでしたが、最初の一曲目から
ノックダウンされそうになった位良いサウンドでした。
ホールの大きさや雰囲気が再現され、演奏も素晴らしいので聴いていてとても気分が良い一枚です。
PHOTOGRAPHS
あれは高3の春。フュージョン(と言うか当時はクロスオーバー?)に目覚めて3年目の私は、キーボードマガジンの発売前のPHOTOGRAPHSの特集記事をむさぼり読んで購入日を迎えた覚えがあります。1曲目のLOOKING UPについて「カシオペア初の8ビート!」という記述があったのですが、フュージョン小僧の割りには音楽的知識に乏しく「8ビートってなんだ?」といった調子の私は、いつものレコード店で予約購入したLPに針を落とし,いそいでリスニングポイントに座り新作に臨みました。そして次の瞬間、理屈抜きにさわやかで気持ちのいいイントロで部屋中が満たされたのを覚えています。聴き進むと音色にもいままで聴いたことのないものが含まれており、インデックスを見ると当時発売直前のヤマハDX−9というデジタルシンセが先行使用されていました。そのDX−9で作られたLOOKING UPのメロディーを奏でているエレピの音は、その後も向谷氏の代名詞的なものになりましたよね。
月日は流れ、このPHOTOGRAPHSも何度かCD化されたのですが、なぜだか一度も購入せずにいました。20世紀の終わりごろリマスターでカシオペア初期全アルバムが発売された時は少し触手が伸びたのですが、そのうち買おうと余裕をこいていたら期を逸してしまい、買おうと思った時にはどこのCDショップにも無い、という状況に!
そんな時アマゾンで出品者を見つけました。一回目の出品者は注文後「売り切れ」の返事が来てガッカリ。2度目の出品者でようやく手に入れました。届いたのは最新リマスターでは無い、結構昔のものですが、それはそれで良しとしています。
なんだかんだでカシオペアのアルバムで二番目に気に入っているこのPHOTOGRAPHSが一番最後に手に入れたカシオペアのCDとなりました(ちなみに一番はMAKE UP CITYです)。